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生存者探索ドローン

被災地で生き埋め状況を把握。効率的な救助を実現します。

CIMT

※開発中 ※特許出願中 ※画像はイメージです

概要

 生存者探索ドローンは、災害現場における生存者の発見を目的に開発されたドローンセンサーです。災害時、瓦れきや土砂で生き埋めになった際のタイムリミットは72時間といわれており、救助活動における迅速な初動対応が多くの命を救う鍵となります。生存者探索ドローンは、ドローンに搭載されたセンサーから瓦れきや土砂で生き埋めになった被災者の位置を特定し、マッピングすることが可能です。

 生存者探索ドローンの基本原理は、POSH WELLNESS LABORATORY株式会社の独自技術であるCIMT(Current-Induced Magnetic Tomography: 電流誘導型磁気断層画像化技術)を用いています(特許取得済)。2つの電極を介して空間中に電流を流すと、その向きと直行して磁界が発生します。流された電流は、瓦れきや土砂に埋まっているヒトの体にも流れます。ヒトが生存している場合、「呼吸」活動が連続し、呼吸によって肺の電気特性が変化する結果、「磁界」も変化します。この微少な磁界変動を、超高感度磁気センサで検出することで生存者の判定を行います。

実験による検証

実験画像と図
波形
 センサユニットを模擬瓦れき(13cm)を介して床面から47cmの位置に設置しました。空間にいるヒトの呼吸が、CIMTセンサユニットで流量計と同等測定でき、瓦れきに埋もれた生存者発見が可能であることがわかりました。

優秀論文賞を受賞

盾
論文
 CIMTの応用技術として発表した論文が、一般社団法人 電気学会から優秀論文賞に選ばれました。この論文は、震災などで生き埋めになったヒトを探し出す技術を提案しており、今後の人命救助に役立てたいと考えています。また、英文化された論文は、分野別トップダウンロード論文となり、海外からも強い関心を集めています。

論文名:電流誘導型磁気変調分光法による土砂中のヒト心肺活動検出法の基礎検討
電気学会論文誌 C(電子・情報・システム部門誌)
IEEJ Transactions on Electronics, Information and
Systems Vol.141 No.4 pp.532-538
要救助者を早期発見!
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